求人からの見地でクラウドの内容を2つに分けて考えると、一つはデータセンターの中のサーバを効率的に使用するB to Bサービスを提供するもの、これはパブリッククラウドやプライベートクラウドをサーバ上で仮想化技術などで共有し、それらを整然と区画整理して効率よくデータセンターのハードウェアを使用することが出来きます。
もう一つは、グーグル社のGmail、ドロップボックス社のDropbox、エバーノード社のEvernoteなどの、B to Cを提供するパブリックサービスです。これらのサービスはデータセンター内のサービスを使用している感覚はなく、その名のように雲にデータを預けているようにな感覚で、クラウド上にデータを保管していると言えます。これらを総称したサービスをクラウドサービスと呼ぶのです。
アメリカのネットベンチャーの会社は、初期の投資を抑制するためにオープンソースソフトウェアを用いて膨大なデータを保有できるシステムを構築して、それらを解析し自らのビジネスを追求しているのです。そのようなアーキテクチャのクラウド形式のシステムを一般企業に転用していくことが、ビックデータの取り込みになります。企業のサービスをB to B、B to C、どちらにもこのビックデータの威力が発揮できるものと考えられています。このビックデータを使用した成功例は、インターネット会社の他にはなかなか見つけられません。
JavaScriptはネットスケープコミュニケーションズ社が制作したスクリプト系言語のひとつですが、ブラウザ上で動くことが出来る言語として登場した当初は注目を集めました。しかし、その後スクリプト系のPerlやPHPが注目を集め始め、JavaScriptはなかなかメジャーになっていきませんでした。AndroidのOS、MacのOS・iOSのユーザーの増加に起因していることや、企業が使用する基幹システムのUI(ユーザーインターフェイス)に複雑なシステムが組み込まれるようになってきたことが、その理由に挙げられます。
JavaScriptの可能性は、node.jsに表されます。今まではサーバー側の開発を進めていくためには、別の言語を使用する必要がありましたが、このnode.jsが現れたことによりサーバサイドの開発にも対応することが可能になっていったのです。その他にもiPhoneのアプリなどの開発に適しているライブラリやjQueryなども出てきました。企業の基幹システムやB to Cのユーザー向けの開発など、多様な開発のニーズに対応できるようになってきています。
フリーランスでも会社員でも、ネットワークエンジニアにぜひ読んでもらいたいおすすめの書籍が、「インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門」です。入門というだけあり、画像が豊富で、ネットワーク初心者が体系だてて学習できる内容になっていますが、中堅レベルのエンジニアでも参考にできる具体例など、実務において役に立つ情報が満載の良書です。ネットワークエンジニアなら手元においておきたい本です。
これからの時代に求められるネットワークスキルとは、あらゆるモバイルデバイスを受け入れながら強固なセキュリティを確保し、安定して動作するネットワーク環境を構築、管理するスキルです。特にセキュリティに関しては、常に最先端の情報と知識を仕入れ、自らスキルをアップデートしておく必要があるでしょう。フリーランスのネットワークエンジニアとして成功するには、時代の動向とこの先のトレンドをいち早くつかみ、前倒しで時代を乗り切る勢いを持ちましょう。
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フリーランスのネットワークエンジニアが目をつけるべきは、ビッグデータの分野です。クラウドに負けず劣らず注目を集めているトレンドキーワードといえば、ビッグデータです。経済活動におけるビッグデータの活用は、まだ成功例も少なく、かつ、データベース解析などビッグデータ関連のスキルと知識を持つエンジニアも少ないため、今のうちから習得しておけば今後必ず役に立つスキルといえます。ビッグデータ関連の案件は今後増えていく見通しです。